社長挨拶

「木材きざみセンター」のホームページをご覧いただきありがとうございます。

「きざみ」。それは大工が長年培ってきた、誇れる技術です。
昔から高い技術を持った大工は世の中にたくさんいたと思いますが、近年はコンピーター技術の普及によりプレカット工法の家が増えてしまい、腕の良い大工は行き場をなくし、その姿を消しつつあります。伝統や匠の技を持つ大工がいなくても、きざみ作業をおこなわなくても、加工場が無くても簡単に家が建ってしまう時代になってしまった昨今、このような現状を私は憂いています。

プレカットのすべてを否定するわけではありません。
確かにプレカットは手きざみよりも経費は安く、工期も早く済みます。
この部分では到底太刀打ちすることはできません。
果たして安いだけで良いのか、早いだけで良いのでしょうか。それだけでお客様は喜ぶのでしょうか。
私が一番危惧するのは、終の棲家である家が「形になればいいや」で完成されてしまうことです。大工としては、技術もプライドもない施工が横行することだけは我慢がならないのです。

大工は、機械にはできない細やかな技術を持っています。
長年培ってきた技術を最大限に生かし、弊社の得意とする特殊材の加工を、全国の工務店の皆様にご提供できれば建て主はもちろん、請け負った業者の方も満足していただけるのではないかと考えました。
そこで、全国の皆様に手加工の構造体を提供するべく「木材きざみセンター」を立ち上げたのです。

弊社の持っている、プレカットにはできない特殊技術を全国の皆様にご提供いたしますので、どうかお客様に満足される素晴らしい家、住みやすい家を提供してください。
弊社と共に手を取り合い、伝統技術を組み込んだ近代的住宅を一緒に造り上げようではありませんか。

会社概要

社長　永山　一則プロフィール

福島県生まれ。
匠の技を持つ大工である父の背中をみて育ち、幼少時より大工を志す。高校から専門学校まで建築科に入学。家造りのノウハウを徹底的に学び、優秀な成績で卒業。大工としては珍しく、26歳の若さで一級建築士の免許を一発で合格し取得。その後父の跡を継ぎ、茨城県日立市・常陸太田市周辺で本格和風無垢板住宅、無垢板をふんだんに使用した化粧住宅中心に設計・監理・施工を一括した業務を行っている。建築士という立場から、建てる技術だけではなく生活スタイルに合った家造りの技術には定評がある。