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建て方まで代行します

建て方が不安な場合や、人手が不足している場合には、建て方まで「木材きざみセンター」が代行します。
一般的な普通の在来工法の建物や住宅であれば、代行なしでも全く問題はないことと思います。
しかし、数寄屋造り・化粧造り・蔵造りとなると、墨付けをおこなった“きざんだ大工”でなければ分からない部分がおそらく出てくると思われます。
弊社ではいつもおこなっている工法なので、何気なく普通に建て方をしていますが、初めてみる方はもちろん、他社・他人のやり方(組み方・順番)は何となく分かりにくいものです。
組みあがってしまえば、理解できるものなのですが・・・
特に、差し鴨居・大黒柱・框・大桁・母屋の組み方(化粧母屋)などには、一般的にあまりみられない工法の部分がたくさんございます。

失敗を防ぐ為にも

弊社としても「材料はあるが建てられなかった」「形にはなったがボルトが締められなかった」など、問題が生じるおそれがありますから、良い家を完成させる為にも、建て方代行までをお勧めいたします。

その際には、職人手間(@20,000円×人数×日数)+交通費+諸経費は別途見積となります。
工賃は、現場の距離・規模により異なりますが、1日建て方の規模で大体25万円が目安です。

「建て方の様子」

差し鴨居・大黒柱付近の建て方

差し鴨居・大黒柱付近の建て方は非常に特殊で、順番を守り (時にはガッチャなどの引き込む道具を使う事も)ボルト・込栓を使いながら建て込んでいく作業です。
慣れている私たちでも朝8時から開始し、10時に形になれば非常に速い方です。
少し手間取ると、お昼という事もあります。

皆で力を合わせて…

「皆で力を合わせて…」
桁の建て込みも化粧材ですので叩く場所によってはせっかくきざんだ材料が割れて(欠ける)しまう事があります。
素直に入るように緩くすると隙間が生じてしまいます。
きつすぎると、いくら叩いても入りません。時には桁にバンドを掛けて皆でぶら下がって重さを掛け、建て込むこともあるのです。
入る、入らないは経験です。見ていて判断するしかありません。
建て方の代行は 御社に人手がたくさん居れば弊社からは全員ではなく、3人程度でも可能です。
詳しくは、打合せ時に決定いたします。

一般住宅の骨組み

「一般住宅の骨組み」
一般的な造りの住宅構造体ですが、建て方が終了すれば見た目はプレカットとほとんど変わりはないと思われます。
しかし、建物にこだわっている・建物に詳しいお客様の場合は、やはり「手きざみ」でホゾの長い昔ながらの伝統的組み方で建ててあげるべきではないでしょうか?
お客様は何も言わなくても私たちの仕事をよ~く見ているものです。

蔵・物置など、一本物の国産松梁の骨組み

「蔵・物置など、一本物の国産松梁の骨組み」
蔵や物置は梁のスパンが大きいことが多く、天井も貼り上げることはあまりありません。
したがって梁は見えてくるので丈夫な国産松のタイコ材、しかも一本物を使用します。
2階建てでも3間までは十分松材で可能です。平屋であれば6間でも7間でも材料調達は可能です。

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